1. コースの制限と潜水可能範囲
このコースを修了すると、以下の範囲でのダイビングが認められます。
- 最大深度:40メートル(希釈ガスに「空気」を使用する場合)45メートル(希釈ガスに「トライミックス」を使用する場合 ※ガス密度を下げて安全性を高めるため強く推奨されます)
- コース減圧制限: 10分間までの計画的なステージ減圧(減圧停止)が可能。
- 装備: 緊急時にオープンサーキットに切り替えて生還するためのベイルアウトシリンダーを1本携行します。
2. 使用ユニット「rEvo CCR」の特徴
SSIのCCRコースは
「ユニット固有(Unit-Specific)」
です。rEvoの特殊な構造や独自の操作・トラブル対処法に特化した訓練を行います。rEvoはベルギー製のリブリザーで、以下の独自のメリットを持っています。
- デュアル・スクラバー(Dual Scrubber): 二酸化炭素(CO2)を吸収するキャニスターが2つに分割されています。中の吸着剤を交互に交換できるため、無駄なく安全に運用できます。
- rEvodream(監視システム): 酸素分圧(PO2)をリアルタイムに、かつバックアップを持たせて監視する独自のHUD(ヘッドアップディスプレイ)を搭載しています。
- 超薄型・低プロファイル: 背面にすっきりと収まるデザインのため、水中での流線型(トリム姿勢)がとりやすく、沈船(レック)や洞窟(ケーブ)の狭い場所にも適しています。
3. 主な講習内容
講習では、減圧を伴う深いダイビングを安全に行うための知識と技術を徹底的に叩き込みます。
- 学科(座学): 深水長時間の潜水に伴う「ガス密度(Gas Density)」の管理、低酸素症・高酸素症の危機管理、および減圧理論。
- プール・限定水域実技: ユニットの組み立て・検査、万が一のシステムエラー(酸素センサーの故障、ソレノイドの固着、浸水など)を想定したトラブルシューティングの反復。
- 海洋実技(オープンウォーター): ベイルアウトボトル(ステージシリンダー)を携行し、浮力とトリムを完璧にコントロールしながら、安全な加速減圧浮上を行う実践。